一見すると災害は持つ者も、持たざる者も公平に被害を与えるようだが、そうではないというお話。
災害前の準備、避難、災害による心身のダメージ、金銭的被害、そして復興と、どのフェーズにおいても社会経済的ステイタスの低い人々は高い人に比べてネガティブなインパクトを被っているという研究をレビューしている。

被災者の支援においては、一元的にパッケージ化された支援ではなく、個々の社会経済的ステイタスに合わせた支援が必要であるということが示唆されている。

国境なき医師団の支援活動を考える際に、「途上国の貧しい人々」というイメージを持っていたが、おそらく被支援者の中には様々な社会経済的なレベルが存在しているだろう。
どの層に向けてIEC活動をしていくかということを意識しなくてはならない。


https://www.samhsa.gov/sites/default/files/programs_campaigns/dtac/srb-low-ses.pdf